不思議な空でした。横風のように陽が刺さる。
イタリアらしさというよりは,創業者の善しとする美しさ,それを従業員が「理解」して造っていく,それが美しいピアノ。ファツィオリは仕上げも美しく,新しい工具や施工方法をうまく活用されていると感じます。山葉と河合の方向性で言うと,ファツィオリと同じ香りがするのは,河合SK-EXなのです。
現在利用しているレコーダはマイクが120度と90度が選べます。まずは120度から。
次は90度をお聴き下さい。かなり違いますね。本来は120度の方が良く録れる感じがしますが,90度の方は落ち着いていて穏やか。
こちらはベルリンのメーカーですが,このシリーズの組み立ては恐らく他国でされているはず。だから悪いというわけではありませんが,造りはファツィに比較すれば荒いところもみられます。
しかし,ベヒシュタインは,このスタンダードシリーズにしてもプレミアムシリーズにしても,私にとってはもっとも不思議なピアノなのです。それは,音色に慣れるまで(善いところを探すのに)時間を要するということ。弾き始めは特に違和感や失望感に襲われますが,どういうわけか次第に良いところが見つかる,私にはいつもそう。
こちらは写真機とレンズの味を確かめるための写真。ベヒシュタインの鋳物,仕上がりからして,これは恐らく以前の工法とは違う。綺麗になったけど均質すぎて音が遊べないかもと。
池袋にクラフトビール屋さんができたということで,2杯だけ。
NishiikeMart
味が大手工場で作ったような感覚でした。クラフトビールならもっと尖ってても良いのですけど。
それで,最後派の写真は空港で撮ったもの。流石です,空輸。こんな柄が良いと思っているなんて,どうにも感覚が,アハハ,笑うしかない。